6月26日。
来週の6月26日は、下の子が誕生した日であり、1年前に祖母が天に召された日。
おめでたい日と、淋しく悲しい日が重なっています。
でもね、下の子が産まれる時に、わたしに付き添ってくれたのは祖母でした。
母は、上の子がまだ1歳半だったので実家で上の子を面倒見てくれていたので、陣痛始まった時には夜中の2時ごろタクシーに乗って駆けつけてくれて。
もちろん、下の子が産まれてすぐに抱き上げてくれたのは祖母でした。
あれから、もうすぐ25年。ばあちゃんが抱き上げてくれた下の子は、ばあちゃんのように頑張り屋さんになったよ。
読経とお説法の間に、祖母がお嫁に来てからずっと、ずっと、家族のために頑張って生きてきたことを御住職は褒め称えてくださいました。
『本当に、よく、よく、働かれた。働き者やった。』 と。
わたしも、ばあちゃんが寝ているところをみたことない。
亡くなる前にベットの上で、何も言わずに寝ている時くらいしか…。
いつも、みんなより早起きして。みんなよりも最後に寝て。そして、仕事もこなして。家事もこなして。趣味の洋裁・和裁でわたしもたくさんの服を作ってもらった。母たち3人姉弟は、子どもの頃服を買うこともなく、お正月の着物も毎年祖母が作ってくれていたそうな。
パーフェクトばあちゃんやな。
と、集まった親戚一同笑いながら。
そんな、ばあちゃんには叶わんけれど。
少しでも、ばあちゃんのようになれたらいいな。
と思った一周忌の夜でした。
北九州市八幡西区萩原「とよなが音楽教室」
講師 豊永 美香